本気で生活習慣病を改善するための行動変容アプローチ病気を診ずして病人を診よ
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横山 啓太郎東京慈恵会医科大学 教授慈恵医大晴海トリトンクリニック 所長
腎臓高血圧内科行動変容外来診療 医長
- 執筆者(執筆順)横山 啓太郎東京慈恵会医科大学 教授慈恵医大晴海トリトンクリニック 所長
腎臓高血圧内科行動変容外来診療 医長
浦島 充佳東京慈恵会医科大学医学部分子疫学研究部 教授菊地 俊暁認知行動療法研修開発センター 理事齋藤 順一早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程熊野 宏昭早稲田大学人間科学学術院 教授山本 和美西京都病院心療内科,関西医科大学心療内科学講座,MBSR研究会岡 美智代群馬大学大学院保健学研究科 教授塚本 明美群馬大学医学部附属病院看護部要 伸也杏林大学医学部腎臓・リウマチ膠原病内科 教授
- ISBN978-4-9910927-1-8
- 発行年月2019年7月
- 価格2,980円+税
- 判型A5
- ページ数128頁
糖尿病や高血圧、脂質異常など生活習慣病とよばれる疾患による死亡者数は6割に達するという。そしてその医療費は全体の3割にも及ぶ。メタボリックシンドロームなどの生活習慣病予備軍を入れれば、生活習慣病はすでに国民病といえるだろう。
では、どうアプローチすれば患者は生活改善できるのか。患者とどう向き合えば、その病を減らせるのか。たかが生活習慣病、されど…という状況は深まるばかりだ。
本書では生活改善につなげるための「患者の行動変容」を促す取り組みを紹介する。
行動変容外来での取り組みをもとに、生活習慣病などの改善に活かせる「行動変容の考え方・実践方法」等、患者の行動変容を促すために医療者ができるアプローチについて、多様な分野の先生方にご執筆いただいた。
手術や投薬だけに頼らずに、患者自らの行動変容につなげる方法とは。
- 1.患者の質的な変容に対応できない現在の医療システム
- 2.未来型の外来診療;手術や投薬だけが医療ではない
- 3.生活習慣改善がうまくいかない人へのアプローチ(7つの習慣を参考に)
- 4.生活習慣改善の実際
- 5.認知行動療法と生活習慣病
- 6.ACTと生活習慣病
- 7.マインドフルネス
- 8.セルフケアマネージメントにおける看護の役割
- 9.生活習慣病を動的、連続性に捉える。
- コラム:腎臓病療養指導士制度における取り組み